博士Kの日記

 こんな書き出しだとまるで何かの小説みたいだなあと思うので、今日はこんなタイトルの本の中身を考えるブログにします。

 ちなみにこのブログは別に推しの話をする訳でもない、一個人のめちゃめちゃ独り言日記です。日記ですらない可能性あります。

 

 閑話休題。本のことを考えてみました。

 

 まず博士Kの日記、とあるからにはきっと日記風のデザインの本か、ちょっと重厚そうなネイビーカラの装丁で、それこそ某魔法学校に出てきそうな感じのやつに違いないです。個人的には後者がいいなあ。

 金色の筆記体でタイトルが書かれているならなおよし。

 

 私はクトゥルフ(テーブルトークの方)に出てくる手記の類が好きなので、日々の日記を集めた本、というのがいいです。

 ちなみに私はラブクラフト先生の著書も基本一通りは読みましたが、あの翻訳した文体はなんというか、めちゃめちゃ癖になりますね。

 読み手を選ぶとは思いますが、私は好きです。

 

 さて、中身の想像をしてみたいなあと思うんですが、やっぱりこの博士はファンタジー世界の人でしょうかね。

 最果ての平原にぽつんと立っている、壊れかけた石造りの塔に住んでいて、夜になるとカンテラが一つ灯されるけれど、カンテラ虫(蛍類)があたりを沢山飛ぶからあまりに遠くからでは分からないでしょうね…ーーーみたいな。凄い好きだな。

 空を鯨が泳いでいて、夜になると彼らの低い声がする。そんな声を聞きながら、毎夜博士は日記を書くと。良い雰囲気。

 

 ところで小説と言うからには一通り起承転結があるはず。

 ということは博士は広い原っぱでのんびり暮らしているだけの人では終わらないはず。

 最後の部分を博士の死で締めるにしても、起承転結はどうするか。

 ここまでノリノリで書いているからきっとお察し頂いているとは思いますが、私はこんな具合に想像を転がすのがとても楽しかったりします。

 

 で、思うに博士は、叶わない恋をしたんじゃあないでしょうか。

 それも人じゃなくて、そうだなあ、なにか別の生き物がいいと思いますね。

 そう、博士はですね、竜に恋をしたとかどうでしょうか。

 大きい大きい、かっこいい物静かな黒い竜ですよ。

 

 元々博士は伝説の生き物の研究をしていて、そしてついにある日、暗くて静かな、大きな大きな山の頂で、大きな大きな黒い竜に会うわけです。

 そして一目惚れをして、そのどきどきした気持ちをままに、論文を書いて、有名になる。

 しばらく竜を観察する日記が続いて、自覚のない恋を募らせるのも素敵ですな。

 

 伝説が本当に存在することを証明した訳で、博士は都で有名になって嬉しくなる。

 けれど論文はどんどん広まってみんながみんな竜に会いたくなって、静かな山に押しかけるようになって。

 そしてすっかり整備されて明るくなった山から、ついにある日竜は姿を消してしまうと。

 

 恋を自覚してももう遅くて、また会いたいと思っても姿はなくて。

 そしてとてもとても悲しくなって、心底後悔した博士は一人で最果ての平原に引こもり、昔のことを思い出しながら日記を書くと。

 

 そんな日記の最後は、竜が博士を迎えに来るところで終わってほしいですね。

 ちなみにこれを想像した時博士は男性、竜もオスで考えたのである意味これはびーえるなんでしょうか。

 私はそういうものもすごく食べます。

 

 何の話かわからなくなってきました、そろそろ締めます。

 とりあえずこんな雰囲気の、いきあたりばったりのブログです。

 今日はおしまい。